33.7mmの恩恵(Leica M10 レビュー)

 

ボディの厚さがたった数ミリ薄くなったからと言ってこれほどまで騒がれるカメラは他にないだろう
ライカ自体も”M型フィルムカメラのようなスリムなボディ”と第一の特徴としてアピールしている
かくいう僕もこの点に相当惹かれた1人だ

ライカM10を約1か月使ってみた感想は”やはりこの違いは僕にとっては非常に大きなもの”だった
正直 重さもM型フィルムカメラより相当重いこともあって厚さがM型フィルムカメラ並みだからといってM型フィルムカメラと感覚的にとても近いという印象はない
それでもこのM型デジタル史上最もスリムなボディは僕の手にしっくり来てそのサイズ以上にコンパクトに感じる
違和感がなくなったという言い方が僕の正直な感想に近いかもしれない

僕は男性にしては手が小さい
この点もフィーリングに大きく関係していると思う
逆を言えば手の大きな人やM型フィルムカメラを持つことなくtyp240あたりを使っている人には全く印象が違うのではないかと思う

いずれにせよ僕にとってはこれまでのMデジタルにない撮りやすいカメラになっている

Leica M10/M10-P 関連レビュー

  * ライカとMマウントレンズのよもやま話はこちら