​X-Trans CMOSのRAW(X-Pro2レビュー(4))

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X-Pro2の事というよりフジのXシリーズ全般 もっと言えばX-Transの事なのかもしれないけど フジのカメラをそれなりに使い続けて何となく感じていたことが 少しハッキリしてきた気がするので ここに書き留めておこうと思う

X-Pro2で撮った写真の色はとても素晴らしく僕好みなんだけど これにはカメラ内のオートホワイトバランスが絶妙に深く関わっていると思われること

実際AutoWB以外で撮ったRawをLRでWBをいろいろ変えてみてもカメラ内AutoWBの色味には決してならない
それどころか カラーバランスを整えるのにさえ一苦労する始末で思った色味にはなかなかならない
(少しいじると何故か色被りが発生してしまうこともある)
正直に言うと僕の技術ではほぼ無理と言ってもいいくらい思うように調整できない

同様のことがACROSモードにも言えてACROSモードで撮ったjpegは非常に階調も豊かでフィルムの雰囲気を残した大変好ましい写真を僕に提供してくれる一方で 一旦Rawからモノクロ写真を現像しようとすると非常に扱いづらく なかなかjpegのACROSモードのような写真になってくれない
しかも調整幅がとても狭く感じる

フジのカメラの難しさはここにある

フジのカメラはカメラ単独で非常に写真的に完成された写真を提供してくれる一方で Rawデータは一筋縄ではいかない=扱いづらいというのが今のところの僕の見解だ

特にACROSモードの写真が好みなのであれば基本jpeg撮って出ししか選択肢はないと考えておいた方が良いと思う
またカラー写真であればWBはAutoで撮ることが基本になると思う

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