ズマロンと2つのIROOA

僕が所有しているsummaron 35/2.8は1958年製の初期玉でいわゆる”ブルーコーティングもの”と言われている玉である (ですがブルーコーティングの何がいいのか等は僕はわかってません ^^;)

以前も書いたけど 僕は友人からこのレンズを借りていた時に撮ったこの1枚がきっかけで 以来このズマロンに魅了され続けている
友人からのレンタル期間を含めるともう10年以上のお付き合いになるだろうか その間一度コンディションチェックを兼ねてオーパーホールに出したがそれ以外はノーメンテナンスである

このレンズがいいのは写りが気に入っているのはもちろんのこと レンズの作りもルックスもまたとても良いことである
ルックスはもはや神格化されている8枚玉ズミクロンとそっくりと言っても過言ではないと思う
一時8枚玉ズミクロンにも興味を持った時期もあったが 神格化されすぎて僕的には値段が不釣り合いと感じていることやコンディションのバラツキが相当ありそうなこと 何よりこのズマロンの写りに満足していることから「8枚玉はもういいや!」となっている(笑)

前置きが長くなったけど最近このズマロンに関係してあるものを購入した
タイトルにあるとおりIROOA(レンズフード)である

元々友人からはIROOAフード付で譲ってもらったのだが 相当使い込まれた感があり それはそれでカッコイイものの いずれはもうちょっとコンディションのいいフードを…と思っていた
しかしながら いざ探してみるとコンディションの良いものは値段も相当高いことがわかり 昨今ではフードを探していたこと自体忘れていたのであるが そんな時に限って偶然見つけてしまうものでちょうどこのレンズの製造時期にほど近い初期型でかつ値段も許容範囲(あえて安価とは言わない!)の出物があったので購入した

僕はライカのカメラ全般にかかるバリエーションとかこの種の周辺アイテムに関して さして詳しくもないため今回も買ってからわかったのだが 初期型とそれ以降のIROOAではフードの長さ?深さ?が約3mmほど違う(初期型の方が長い)
ネットで調べると詳しい方には当然のことのようで今更感Maxな情報ですが(笑)僕的には「へぇ~」だったので記事にしてみた次第

(左) 従来から持っていたiROOA (右) 今回購入した初期型のIROOA

それにしてもライカのフードってなんでこんなに高いんでしょ!?
まさに たかがフードされどフードである(笑)

*ライカとMマウントレンズのよもやま話はこちら