芸術の秋

写真が芸術かどうかはおいておいて この秋は楽しみにしていたことが多くある

1つは先日既に発売されたハービー・山口氏の新刊

HOPE 2020- 変わらない日常と明日への言葉

ハービーさんの「HOPE」と言えば2009年の「HOPE 空、青くなる」2012年の「HOPE311 陽、また昇る」の2冊の写真集があるがこれら2つはいわゆる写真集だったのに対し今回のは写真+エッセイの構成となっている
本のサイズも先の2つに比べるとかなり小さく(単行本サイズ)写真についてのエッセイが多い内容となっている

僕がハービーさんのエッセイの中で一番好きな「日曜日の陽だまり」(2005年)-たぶんハービーさんの最初のエッセイ本だと思う-と言うのがあるんだけど このHOPEのエッセイを読んで改めてその当時の想いとハービーさんは全く変わらない生き方・想いで写真を撮っているんだなと感じた
それって簡単なようでとても難しいことのように思う

そして写真は相変わらず優しい

2つ目はそろそろ発売されるだろう工藤正市氏の写真集

青森 1950-1962

工藤正市氏は日本のヴィヴィアン・マイヤーのような人である
2014年にお亡くなりになった後 娘さんが膨大なネガを見つけスキャンしてInstagramにアップしたことがきっかけになってこの写真集の発売になった
僕もかなり前からこのインスタをフォローしていて写真集の発売を願っていたひとりだったので写真集の発売はかなり嬉しい
7月に予約が始まってすぐに予約したくらい楽しみにしている1冊

3つ目は写真集ではなくて写真展

ユージン・スミス写真展(gallery Bauhaus)

9/7~ギャラリーバウハウスで行われているユージンスミス氏の写真展なんだけど 驚いたのはその展示数…
70点もの氏の写真がまとまって観られるのでこれは行かなくては!と思っている
ユージンスミス氏の写真は何年か前に都写美で行われたのを観ているが その時もそんなに点数は無かったと思う

渡部さとる氏がYouTubeの2B channelでこの写真展のことを語っていたのでご興味がある方はどうぞ