Elmarit 28/2.8 asph. 5th

400TX Spur Silversalt Developer

久しぶりにこのレンズを持ち出した

僕の場合は28mmはいつもカバンに入っているGRに任せることが多く ならばライカは違う画角で…と35mmや50mmを持ち出すことが多いため久しぶりのご登場となった(笑)
とは言え 実はこのレンズを付けて撮った写真にお気に入りの写真が多いのも事実だったりして 僕的には何となく好感を持っているレンズだったりする

今更ではあるけどこのレンズについてちょっと触れておこうと思う
僕のこのレンズはいわゆる第5世代と言われているレンズでこのシリーズで初めて非球面レンズが採用された
発売は2006年
僕はその翌年の2007年に購入した(新品で20万円もしなかった)
その後2016年にリニューアルされてフードが金属製のねじ込み式に変更されている(リニューアル前の僕のタイプはプラスチック製ではめこみ式)
金属製のフードはやや大ぶりになったがやっぱプラより金属の方が断然いい(笑)

描写はと言うとasphそのもので極めてシャープで全域にわたって歪みも少なく細微である
コントラストも非常に高い
このシリーズの1stから2nd 3rdで見られるような開放でのソフトで被写体が浮き出るような官能的な描写は全くない
よく言えば現代的で高性能なレンズであるが逆に言うと面白みのない地味なレンズと言うこともできる、そんなレンズである

僕的にこのレンズ最大の特徴はコンパクトさだと思う
歴代のエルマリートに比べても断トツに小さく重量も200gに満たない
それゆえ気分も軽くなるのかフィルムのコマもよく進む(笑)(←冗談ではなく結構大事なことだと思う)

今回久しぶりに使ってみて(ネガの中に傑作こそなかったものの(笑))改めてその軽快さと撮影の楽しさを味わうことができた

前期型:11606
後期型:11677

*ライカとMマウントレンズのよもやま話はこちら