オールドレンズのコンディション

400TX Spur Silversalt Developer

ライカのオールドレンズは現代のレンズにはない描写が特徴でとても魅力的です
加えて特に1950年代~60年代のレンズはまさに工芸品のような造りでモノとしての魅力もあり所有欲が掻き立てられます

僕も(少ないながら)いくつかのレンズを手にしましたが今手元に残っているのは
summaron35/2.8(1958yブルーコーティング)
summicron50/2 2nd
の2本のみです

では手放したレンズと手元にあるレンズの違いは何か?

人によっては手持ちのレンズの焦点距離だったり明るさだったりを考えて保有するレンズを決める方もいらっしゃると思いますが僕の場合はそうではなくレンズそのもののコンディションでした

僕の「いいものを長く使う」という性格的なものもあると思いますが そのレンズに気になるところがあると自然にだんだん使わなくなってしまうのです
また僕は当時の新品の描写になるべく近い写りをするものが本来のオールドレンズの味と考えていることも一因としてあると思います(オールドレンズの多少の曇りは味のうちという人もいますが僕はそうは考えられないのです)

逆に言うと今ある上記の2本は素晴らしいコンディションで一度手放してしまうと二度と手に入れることは難しいじゃないかと思っています

ここ数年 固定鏡胴のズミクロンとズミルックスの1st or 2ndをチラチラ横目で見ているのですがこれまでの経験の活かし安物買いの銭失いにならないように気をつけてます(笑)
大切なのは値段が高くて手が出ないと思ったら 他の代替物を探すのではなくキッパリと諦めることですかね(と自分に言い聞かせてます(笑))

*ライカとMマウントレンズのよもやま話はこちら