自家現像のススメ

400TX Spur Silversalt Developer

コストを抑えてフィルムで撮ろう運動?(笑)の第2弾です
前回のフィルムの調達コストの話に続いて今回は現像について…

モノクロフィルムの現像費用は店に出すと安いところでも600円 普通だと800~1000円(いずれも35mm36枚撮り1本)ぐらいかかります
自分で現像すると現像タンクやその他の初期費用はかかるもののD76だと他の薬品を合わせても100円くらいでできるのでコスト的には圧倒的に自家現像です
(先日調達したSpur Silversalt現像液でも160~230円/本と外に出すのとは比べものにならないくらい安くできます)

実は自家現像にはコスト面だけではない他のメリットもあります(これが今回の主要テーマです(笑))
1つは現像時間が短縮できること
もう一つは好みのネガを作ることができること
です

1.すぐに現像できる
自家現像はその気になれば撮ったその日のうちに現像して写真を見ることができます。
僕の場合 フィルムのリールへの装填 各種液類の準備等々の用意&後片付けをすべて含めても1時間くらいあれば現像まできます
対して今お店にモノクロフィルムを出すと基本的には外注になるので1~2週間は裕にかかります
ネットの現像所でもだいたいそんな感じです
まあ待つのも楽しみというのもありますが やっぱ早く見たいのもありますから自家現像のこのアドバンテージは大きいと思います

2.ネガをコントロールできる
偉そうな見出しつけましたが 僕の場合 所詮素人で必ずしも思った通りにならなかったりします(笑)
それでもいつも使っているフィルムと現像液だったりすると何回もやっているうちに自ずとだんだん”こんな感じ”というのが掴めてくるものです

主にネガの出来に影響があるのは
現像液の種類(希釈も含む)
現像温度
現像時間
撹拌方法(回数)
でしょうか

これらを変えることでハイコントラストでザラザラした粒状感があるネガにしたり逆にトーン豊かな美しいネガにしたりといったことが可能となります

僕の場合 現像液はD76がほとんどで最近になってSilversalt現像液を試しているくらいでチャレンジはほとんどしてません
現像温度も標準の20℃をターゲットにほとんど変えることはありません(実際は18℃~22℃くらいの間になってると思う)
従って僕の場合 ネガのコントロールは現像時間と撹拌方法が主になってます

具体的には撹拌するほどコントラストが強いネガが出来 逆に撹拌を少なめにするとシャープで細部のディテールが保持されたネガが出来上がります
いずれも現像液の製造元が推奨している現像方法が基準になりますが 現像時間は撹拌が多めの場合は現像時間は短め 撹拌が少なめの場合は現像時間は少し長めにする等の調整をします
また乱雑に撹拌をするとザラっとした粒状感が高いネガが出来 丁寧に撹拌すると滑らかな粒状感のネガになります

感覚によるところも大きいのですが 素人の場合 フィルムの種類ごとに上記の4つの条件のうちいくつかを固定して(僕の場合は現像液類と温度を固定)その他を少し変えてみるというのが条件と結果を結び付けやすいのではないかと思います

どうでしょう?
これだけでも奥が深そうでしょ!?
昔 化学の実験が好きだった人はすぐに自家現像を始めましょう(笑)