外出自粛やテレワークで息子と話すことが増えた
と言ってもボソッと二言三言の短いものなんだけど…

昨日2人で昼飯を食べた
歩いて駅前まで行って飯を食べてまた帰ってくる
ただそれだけ 時間にして1時間
テレワークだとほとんど歩かないのでランチはなるべく外で食べる或いは買ってくるようにしている

僕が「オンライン授業はどうだ?」などと聞き他愛のない会話が始まる
そして以前からちょっと気になっていた「東大の受験成績は見たのか?」と聞いてみた
(今は希望すると自分の点数が開示され、何点で不合格だったのかがわかるのだけど 合格発表日の翌日にはその通知が届いていたにも係わらずそのまま開けずにすっと放置されていたのだ)

息子の答えは
「まだ開けてない」

続けて
「今もやっぱり一番悔しい。時間も経って感情が高ぶることはないけどやっぱり悔しい。時々思い出すし 昨日の夜もどうして落ちたんだろうと考えると眠れなくなった。」っと…

そして最後にこうも言った
「大学の授業は楽しようと思えばいくらでも楽できそうだけど この悔しさがストッパーとなって今はかなり真剣にやれている。東大に行った友達がもっと素晴らしい授業を受けてると思うと自分もやらないわけにはいかない。いつまで続くかはわからないけどね。(笑)」っと。

僕はこれまで忙しさにかまけて平日の夜も休日もほとんどこう言った会話を息子としてこなかったことに今更ながら気がつく
受験の時やいくつかの場面で息子から改まって相談(というか「こうしたいけどいい?」的な確認めいたこと)はあってもこんな風に他愛のない会話から息子が心の中で思っていることに耳を傾けたことあまりなかった
妻がすべて引き受けてくれていたんだと思う

息子がきっとこれまでも悩んだり色々あったんだろうと思うと父親としてもっとやるべきことがたくさんあったんだと深く反省する

ダメ親父はコロナによって気付かされる(笑)