鈴木達朗氏のX100VのPVが炎上した
フジフィルムは炎上に気が付きすぐに当該PVを削除し謝罪した
以前書いたことがあるので記憶している人もいらっしゃると思うが 僕は彼のZINEを定期購読するくらい彼の写真に注目していた
このエントリーでも「自分じゃ撮らない(撮れない)ストリートスナップ&正直凄く好きと言う作風でもないんだけど 彼の作品はとても刺激的で見るべきものが多い」と記している
フジフィルムが公開した彼のPVを観て正直嫌悪感を抱いた人も多いと思う
好きか嫌いかで言えば僕だって好きじゃない
けれどストリートスナップはそれこそ撮影者それぞれ千差万別なスタイルがあるのであって しかも彼は「時には殴られながらも命をかけてこのスタイルで写真を撮っている」と以前語っていた
今色々言われているけど きっと彼の写真は(我々がいなくなった後も)後世に残る
僕が今回の件で凄くガッカリというか嫌悪感さえ覚えたのは当のフジフィルムさんの対応であった
写真家を持ち上げるだけ持ち上げて有名にしておいて 炎上したら梯子を外す…
写真家を守れないカメラメーカーってなんなんだろう?と思う
そもそも今回のPVなんて見せなくていいものをわざわざ見せた感さえあるのに…
今回の出来事は写真文化をはぐくむとずっと言い続けてきた企業としてはあまりにも残念でお粗末な対応と言わざるを得ない
間違いなくスナップ写真 写真文化を後退させた汚点としてこの後もずっと残ると思う
僕はこれまで何台ものXシリーズのカメラやレンズを使ってきたし フジフィルムさんのこれからにも大いに期待していた
だから余計に残念で仕方ない
X100Vへの熱が覚めたどころか手元にあるフジのカメラやレンズも全部売ってしまいたい気分だ(笑)
Mさんの鈴木達郎さんへのコメント「自分じゃ撮らない(撮れない)ストリートスナップ&正直凄く好きと言う作風でもないんだけど 彼の作品はとても刺激的で見るべきものが多い。」はまさに、言い得て妙なコメント、実に的確な言葉です。本当に同感。
ストリートスナップは凄くインパクトがあるけれど、なかなか撮ることはできないですね。
でも、すごく魅力があります。
私の場合は普段から人にはほとんどカメラを向けないのですが、昨今は、代官山辺りででお散歩カメラしていると、お店のディスプレイにカメラを向けても断られることがあります。お店のディスプレイでも、大変な費用をかけてデザイナーさんに依頼している場合もあり、知的財産とか無形財産になったりしている場合があるようです。
私がフィールド撮影に移行してしまったのは、そんな理由もあるんですよね。 今でも、時々は都内でスナップ撮りたくなったりしますけれど、ものすごく気を使います。
あのPVは富士フィルムに全責任があると思います。
鈴木達郎氏は、その作品、その撮影方法に好き嫌い、賛否両論があったとしても、そこに話を持っていったら間違いだと思います。かれは一写真家なので、彼の作品やその作品の背景になっているものが好きではなかったら、見なかったり買わなかったりすればいいのであって、本当にそれだけのことだと思います。
でも、写真や映像をCMや商業ベースに乗せるには、それなりにルールがあって、本来なら厳しいモデルリリースやプロパティリリースがあってしかるべきところを、あんな素人の撮った動画の倫理レベルでCMを作成しちゃった企業の倫理観の問題が大きいですよね。
フジは会社としてもカメラとしてもいい仕事をしていたのに、残念です。
ちょうど、ライカでもM10Mのプロモーションで アラン・シャラーの街撮り風景をPVにしているのですが、こちらの方はすごくいいPVで、このカメラを持って街に出てみたいなぁという気分になります。
ちょっと差がついた感が大きいです。
もしご覧になっていなければ、↓ からどうぞ・・・ ホント、わくわくしてくるようなPVです。
https://jp.leica-camera.com/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%ABM%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0/Leica-M10-Monochrom/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%83%BC
izumi さん、どうもです。
僕の言葉足らずを上手く補っていただくようなコメントをいただき多謝です。
今回のフジフィルム の対応には本当にはがっかりさせられました。
ライカのPVはMモノクローム発表後すぐに観ましたよ。(笑)
凄く洗練されてますよね。
このカメラ買ってこんな風に撮りたい!と妄想を抱かせてくれます。(笑)
そもそもそういうカメラを所有していることに誇りに思えるというか、撮る勇気を与えてくれるPVですよね。
おはようございます ! !
僕もあの動画は見ました。
スナップとして、あの撮り方を歓迎する人はほとんどいないでしょう。
ササッと取られた本人はえ?と思うけど、客観的に延々絵とあの撮影を動画見てると
今の世の中の風潮としては歓迎されないでしょうね。
しかしながら、自分なりの方法を芸術やアートや文化の中で貫く姿勢は大切ですね。
あの動画はただ単に嫌悪感を印象づけるものであり、フジの動画の扱い方とか
写真家の姿勢の紹介のアプローチがだめだったわけで
単に世の中のバッシングを気にして取り下げるというのが間違いですね。
ちゃんとコメントを出せばいいのではとも思うのですが
izumiさん、どうもです。
写真家なんだから写真で伝えれば良かったんだと思います。
これは写真家本人というよりこれをプロデュースしたキュレーター、アートディレクターの手腕の問題な気がします。
鈴木さんの動画見ました。
こんな言い方をしたら的外れで、違う意味で失礼なのでしょうが、あの撮影スタイルに嫌悪感もあるでしょうが鈴木さんそのものに嫌悪感を抱いた人もいるような気がしました。あくまでも想像ですけど。
もし鈴木さんがカメラを持たずに近づいてきても同様に嫌悪感を抱くのかどうかです。その手にカメラがあるかどうかじゃない感じで。あの風貌で近づいたら怯えてカメラすら気付かない人もいるかもしれない。
あれが穏やかな風体の方なら作品ももっと穏やかでやはり富士の狙ったものではないでしょうから、あれはあれで仕方がないのかとも思いますが、受け入れられない人がいることも理解できます。
個人的に疑問なのはああやって不特定多数を撮影して行って、作品の承諾はもらえるのかという部分です。もし自分が仕事をさぼってそこにいると言えない状況を想定すると、それが媒体に載ってしまうことでどんな弊害が出るとも限らない。出した人は作品だからで済むし苦情に対してお詫びでいいのだろうが、一旦出たものはデジタルタトゥーで苦しむことになる。そんなことを気にしていたら、そういう作品は撮れないってこともわかるので、難しいところです。
あの動画を使おうとした富士はかなりの冒険だったように思います。そういう批判が来ることは社内でレビューで事前に確認したはずなので出すなら覚悟して出したはずで、苦情が増えてもアクセスは多くなり、製品は注目されたはず。
mintonさん、どうもです。
これ、読めますかね?
横木安良夫氏のコメントです。
mintonさんの疑問の整理に少し役立つかもしれません。
https://www.facebook.com/100001994451679/posts/2702070863202702/?d=n
確かに人の第一印象は(今回の騒動の)大きなポイントかもしれませんね。
この記事、Mさん書かなかったら自分のblogに書こうと思ってました
鈴木さん、以前取り上げていたので知ってましたが(その前から知ってはいた)
作風と撮り方は確かにキライですけど(笑)
そのアグレッシブな姿勢はキライじゃないです
ただ、izumiさんも書いてますが、評価すべきは写真
富士は本当にアホなプロモーションしちゃいましたね
曰く付きのSnapカメラになっちゃいますよね、ちょっと欲しくて安くなったら買おうかと思ってましたが
これで買いにくくなりました
私も街で不特定多数のSnapをするのでもうそれは更に撮りにくくなりました
でも私の場合は誰にも気づかれず一瞬を切り撮ることに萌えてるので辞める気はありませんけどね
心掛けているのは彼の方のように撮るのではなく、どこかでみた場合にこれは格好いい
好きだなぁと思ってもらえることを第一に、そんなつもりで撮ってます
Twitterとかのコメントも結構酷くて、そこはみんなにSnapの良さを知って欲しいなぁと思います
やりきれない、今後の活動が至ってしにくくなったのは間違いなくご本人ですが…
日本は凄い機材をつくるくせに肖像権とかいちいち五月蠅すぎだと思います
あれだけのカメラを提供して、使ったり、みたり、楽しんだり、議論することがなさぎなんですよ
ただ残酷なものとか不幸な決定的瞬間とかばかりがフューチャリングされてきた問題もあると思います
文化としてのSnapやStreetを理解して共存しては欲しいと思います
ただ、street系のフォトグラファーってやり過ぎないと反応がないんですよね
だからやり過ぎる、そしてフライデーとかスクープ系の情報のせいで
ますます写真って言うものの価値が下げられてます
でも機材はどんどんつくって、売って撮らせようとする
ステレオタイプの写真なんて何も面白くないし、個々人のセンスで勝負ってのが写真の楽しみなのに
問題起こさないために、結局楽しくない写真が量産される
そして文化が育たない
富士の功罪はこれから企業にブーメランにならなければいいですけどね
確実に一人のstreet系photographerをダメにしましたよ
私はそう感じています
mintonさんへの回答にあった行為をしている人物の問題
確かにありますよね
この鈴木氏とか森山大道とかも同じだと思うんですけど
森山大道あたりだとこんなPV撮らせないでしょうね
もっと居合い的な撮り方だからあんな不快にはならせないような気もしますが(^^;
私は兎に角snapを盗撮扱いされたこの事件、かなりがっくりきてます
Desireさん、どうもです。
今回のフジフィルム さんはやらかしていまいましたね。
残念でした。
鈴木氏はもうすぐSteidlから写真集も出ますし当面は日本よりも海外で活躍していくかもしれませんね。
大変な騒ぎになってきてますが他人の事をあれこれ言うのは自分ではやらない、いえやれない人たちの特徴かと思いますね。他人には他人のスタイルがあり自分には自分のスタイルがあり、フジにはフジのスタイルがある訳ですから否定するところから始まる議論振る舞いは私はおかしいと思ってます.ある意味鈴木氏のあのパッションに嫉妬してるのでは?と見えてきますね.こんな事で鈴木氏のスタイルが変わる筈もないでしょうし気持ちの良いものではない今回の騒動が早く収拾する事を願っている一人ではあります.
coba-gさん、どうもです。
写真もストリートスナップにも興味がない人がただ好き嫌いで批判している発言が多い気がします。
これもフジフィルムさんがあのPVを商用CMとして公開したことに問題があるのでは?と思ってます。
残念なのはX100Vがなんだか曰く付きのカメラとなってしまったことです。
富士フイルムの会社の在り方が問われますね。とても残念です。重大な問題だと感じてます。
これから写真を始めたい方、PVを見て写真・カメラに興味を持つかもしれない方にあのような内容は如何なものか?
それは、炎上した視聴者の反応が答えなのだと思います。
鈴木氏は、有名なギルデン氏の影響を受けているのかいないのか分かりませんが(私はギルデン氏のファンではありません)、今の日本の風潮しかも今の日本のど真ん中であのスタイルはどうなのか?とPVを見始めてすぐ感じました。いざPVを公開したら炎上しすぐ謝罪そして削除。あのPV作成にどれだけの時間を費やしたのか分かりませんが、富士フイルム側の意図は何なのか?と疑問だけ残りました。それは鈴木氏も同じだと思います。PVの主人公の一人です。
他のプロの方々や写真ブログの方々も仰ってましたが(私も同感)、キャンディッドでも相手への配慮と言うのか敬意もなければと思っております。
キャンディッドを語る中では微妙な話ではありますが、最低限のマナーと敬意。それがあるないでは、作品を見た方々の反応が違います。
Mさんが、「殴られながらも写真を撮ることもある・・」と彼の話をご解説してくださってましたが、彼は人々をカメラ・写真で殴りつけています。
毎日必死で凌いでる方々がいるます。
きっと彼のような写真スタイルの方は、目の前に生死をさまよう方がいたら、そのような人も接写するでしょう。
私には理解できません。
言葉が足りませんが、大変失礼致しました。
H.Oさん、どうもです。
H.Oさんのお気持ちよくわかります。
ただ今回の件は2つのことが整理されないままグチャグチャに話されているような気もします。
1つは
H.Oさんもおっしゃられている、あの撮影スタイルの是非
もう一つは
フジフィルムさんがあのPVをX100Vの商用CMとして使ったことの是非
です。
前者は僕は彼は写真家なのだからあんな撮り方をする写真家が一人や二人いても何も不思議じゃないのでは?と思ってます。(好き嫌いとかやるべきじゃないとか、そういうことは別にして)
嫌だったら写真集とかを買わなければいいだけのような気もします。
一方後者は明らかに今回はフジフィルム さんのミスだったと思います。
あのPVは彼にとっては作品を生み出す過程、手法であってドキュメンタリーとして制作されるのならともかく、あれを商用PVとして公開したのは大きな過ちだったと思います。
なんか取り止めのない話となってしまいました。
いえいえ、私の言葉がたりないので大変失礼致しました。^^;