愛するカメラ

もし1台だけカメラを残すとしたらどのカメラを残すだろうか?

ふとそんなことを思いついて考えてみた
散々悩んだあげくどうしても1台に絞り切れず結局次の2台となった(笑)

Leica MPとRolleiflex 3.5F

2台ともフィルム機…
考えているうちに”このカメラじゃないと撮れないもの”という視点での選択となった
逆に言うとデジタルは究極的にはスマホでいいやってことかもしれない

Roleiflex 3.5Fの選択は比較的簡単だった
ピントグラスに写る美しい世界 そしてあのレンズで120フィルムに撮る1枚は何にも変えることが出来ない唯一無二の描写のように思うからである

一方Leica MPの選択は少々複雑だ
M10-PかMPか?はたまたMM(typ246)か?
ファインダー機構も同じ 使うレンズも同じなのでフィルム独特のものはあるもののそこまで描写に違いがない
結局のところデジタルのRAWファイルはフィルムでいうところのネガに相当するようにも思うけど その印象は僕の中では全く違うことがMPを選択することとなった
僕の中ではRAWファイルは何にでも変わる実体のわからないもの 一方ネガは”確かにあの時僕はこう撮った”という証拠のような 或いは確固とした事実が実体として写っているもの-そんな気がどうしてもしてしまうのである
そんなの気持ちの持ちようだろ?と思われるかもしれないが 実際これらの精神性は撮る時にも影響が大きいし それ故に撮れる写真も違うのだからとても大切なことであると思う
そんなこともあってフィルム機のチョイスとなった

ここから先 1台に絞るとしたら 僕の場合↑のようなことではなく そのカメラとの想い出とか別の価値観になる気がする

その意味では僕の究極の1台はLeica MPになると思う

400tx

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