DP2 Merrill #2

dp2 merrill
dp2 merrillを買って1ヵ月が経ちました
前回のファーストインプレに続き
今回はちょっとfoveonがつくる画のお話を・・

巷でこのカメラの話題といえば
「木の葉っぱがここまで解像している」とか
「遠くの電線がちゃんと写ってる」とか
解像力そのものの話題・評価がほとんどです
foveonセンサーの特徴でもありある意味正しいのですが
僕は画像を等倍にして鑑賞したりもしませんし
そういうことにはほとんど興味がなかったりします ^^;
僕はこの解像力が写真にもたらしているものは
立体感(奥行き感)とリアリティだと思いました
画像処理でシャープをかけたものとは明らかに違う自然なキレと
質感描写はある意味デジタルっぽさがあまり感じられません
ノイズも少なく歪曲も補正され一見とても綺麗だけどなんだか平面的・・・
そんなカメラ(最近は特にそういうカメラが多いと思う)とは
まさに対極にあるカメラだと思います ノイズもそれなりに多いです
色に厚みとか深みが感じらるのもこのセンサーの特徴で
この解像力と相まってすぐれた質感描写に繋がって
いるんじゃないかと感じています
一方で光に対してはとてもセンシティブな印象です
光が十分に回っている場所では問題ないのですが光量が不足する
シチュエーションでは色ノリも悪く 最悪の場合は修復不能な
暗部ノイズまで出ます
ハイライトも弱くはないと思いますがある一定の限度を超えると急変します
高感度は評判どおりデジタルカメラとは思えない弱さです (笑)
つまるところ僕の中では
foveonセンサー=ポジフィルムのようなセンサーです
バッテリーもフィルムのように換えないといけないですし
今どきのデジタルカメラとしてみれば決して万能じゃないですけど
フィルムを使ってると思えばたいした問題でもないです
ただしISO1600のフィルムは入れられませんが・・・ (笑)
Leica
Rolleiflex
DP2 Merrill
僕の中で “このカメラで撮りたい” と思わせてくれる
数少ないカメラの1つになりそうです

-P.S-
実は先日もうひとつfoveonの「おっ、これは!」と唸らせることを
見つけました
偶然かもしれないので もうちょっと撮ってからにしますが
僕的にはかなり目から鱗です (^^)