上質なカメラ

Rolleiflex 3.5F,Ektar100,Rolleinar2
ファインダーに浮かび上がる特別な世界
シャッターの音 巻き上げの感触…
これら全てが重なり合い
シャッターを切るたび フィルムを巻き上げるたびに
それらの心地良さが自分を撮ることに向かわせる
これが僕が好むカメラの共通項だ
ライカMPのなめらかな巻き上げの感触
静かで上品なシャッター音
ローライフレックスのピントグラスが写し出す美しい世界
「チッ」っと囁くシャッター音
全てが上質で心地良い
僕を優しい気持ちにして 被写体に向かわせてくれる
デジタルカメラの場合はどうだろう
デジタルカメラは色々なシチュエーションで電子音が鳴る
AFの合焦音 エラー音 シャッター音 etc…
デジタルカメラの場合はカメラの操作性などに加えて
特にこの音も 撮影するという行為において
大切な要素であることに最近気がついた
この点 ライカX1は実に音がいい
全ての音が上品で心地良いのである
M3の1/60秒のシャッター音をサンプリングしたというシャッター音は
上品に小さく「チッ」と囁く
AFの合焦音も合わなかった時のエラー音もとても上品
もちろん カメラの操作性や画面のアイコンなども
動画などの付随機能が全くないこともあって 極めてシンプル
そういう意味でX1もM型ライカやローライフレックスと同様に
心地良く撮ることに気持ちを向かわせてくれるカメラであると言える
この辺りは正直 他の日本製のデジカメと一線を画していると思う
上質なカメラは 僕を優しくして 僕の中の写欲をそっと後押してくれる
そんなカメラなのである


いつもは ほとんど文章のないブログだけど
フジX100の発売&暇なこともあって
カメラに対する思いをちょっと語ってみました ^^;