2020 写真総括

これまで「カメラ&レンズ総括」と題して1年の振返りをしてきたけど 最近では物欲もほとんどなく大人しく過ごしているので今年はタいよいよタイトルを変えてみました(笑)
今年買ったレンズは結局ここ最近よく登場しているNokton 50/1.5 IIのみでカメラに至っては1台も買わない1年になりました

物欲とは裏腹に今年はフィルム回帰が本格化したことが写真関係のトピックだと思う
ほとんどフィルムで撮っていたといって過言ではないほどフィルムで撮っていた

そんな変化もありデジタルカメラに興味が沸かなかったんだろうと思う

一方でフィルムについては新しい現像液を試したり、何年か振りにフィート缶を買って自分でパトローネに詰めたり、久しぶりに新しいモノクロフィルムを試してみたりと色々とアナログ環境を再構築した1年であった
特に新しい現像液のSpur Silversalt現像液はこれまでD76一筋だった僕にとって大きな収穫となった

写真展や写真集にも大きな影響を受けた
コロナ前のソールライターの展示に始まり 森山大道氏や石元泰博氏や川内倫子氏などなど…
都写美でそれらと同時開催されていた展示もとても良かった

石元氏や川内氏の展示を観るとやっぱりフィルムは良いよぁ~と改めて思ったし、松岡一哲氏の「マリイ」を見てはこういう写真(これもフィルムで撮られている)も写真集になるんだと一種の衝撃を覚えたし ハービー・山口氏の代官山十八番地のオリジナル版と新版を比べたりと コロナ禍の中の暇を生かして色んなものを深く見た気がする
手持ちの写真集を見返す機会も例年になく多かった1年だったと思う

面白いのはこれだけデジタル全盛になっても今年僕が観た写真展や写真集はそのほとんどが相も変わらずフィルムで撮られた写真であったということ…

そしてまた こうして自身の行動を改めて振返るとデジカメ1台買うより(高い高いと言われる)フィルムで撮って自己満足している方がよっぽど経済的であるということです(笑)

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