Rolleiflex フォーカシングスクリーン

防湿庫を整理していたら新品のローライフレックス用交換スクリーンが出てきた
当時 横浜関内にあった千曲商会さんオリジナルのフォーカシングスクリーンである
大変見えがよくピントが合わせやすいと評判になった一品でマミヤRZ67の改造品ではないかとも噂されていたと記憶している

当時2枚購入して1枚はその場で持っていたRolleiflex Tへ装着してもらい もう一枚は3.5Fの予備用として購入したことを思い出す
そして時は過ぎ 買った記憶は薄れ 長い間防湿庫で眠っていたという訳である(笑)

今時分にローライフレックスで新品のフォーカシングスクリーンが使えるなんてなんか凄く得した気分になった(笑)

【ローライフレックスのスクリーン交換について】
ローライのいくつかのモデルは最初からスクリーン交換ができるようになっている
思いつくところでは2.8 3.5のEとFモデル / T / ローライコードVbなんかが交換できたと思う(Fシリーズの純正サイズは69mm×63mm)

ローライフレックスのスクリーン交換の選択肢としては
Intenscreen / Maxwell screen / Mamiya screen のどれかを選ぶことになる(今でも新品で手に入るものがあるのかは不明)
一番明るいのはIntenscreenであるが逆に野外ではピントがつかみずらいとの話もあった
その上 値段も当時3万円以上していたように思う
Maxwell screenもIntenscreen並みに高価であったがピントの山がつかみやすいとローライユーザーには好評だったと記憶している
Mamiya screenはRZ67用を改造して取り付けるというものであったが僕の所有している千曲商会オリジナルは多分この改造が施されたものを販売していたらしい

古いローライのモデルであればファインダーが暗くこれらのスクリーンに交換することでかなりの改善が期待できるがFシリーズなんかそもそもが結構明るくピントの山も掴みやすいと感じている(ローライコードは覗いたことがないので不明)
Fシリーズの場合は傷がついてしまったり経年劣化をしてしまった時に交換するのが良いと思う
ちなみに古いローライだとスクリーン交換を前提としていないので交換にあたっては縦横サイズもさることながらその厚さに注意が必要である
と言うのもRolleiflexのピント面はスクリーンの下面(曇っている面)で合わせるので厚さが変わって下面の位置が変わるとピント調整が必要になってしまうからである

-P.S-
千曲商会さんと言えばローライフレックスTで散歩中に急にフィルムが巻き上げ出来なくなるトラブルを助けてもらったり 二眼レフのことを色々教えてもらったことを思い出す
当時 横浜ではそういうお店ってほとんど無かったんですよね(今もないけど)
いつもお店にいたあのお二方 今でもお元気でいらっしゃるのかな??

防湿庫から見つかったスクリーンひとつでいろんなことを思い出しますね(笑)

*ローライフレックスのよもやま話はこちら